[講師]別府大学名誉教授 安東 大隆
「紅葉賀」の巻を読んでいます。源氏十八歳から十九歳の頃です。若紫を自邸に引き取った源氏はその養育に心を砕いていることもあって、正室葵の上とはすれ違い気味になってしまいます。一方、藤壺は源氏そっくりの息子を出産。源内寺との事など、見どころの多い巻が続きます。原文を追いながら丁寧に読みすすめて行きます。